盆ログ~ ネットで学ぶ桜盆栽

ネットや書籍より学び、桜を中心に盆栽と成長するブログです。

桜盆栽を絶対枯らさない5つの方法

らしです。

みなさん、桜の盆栽を育てていて少なからず幾つか枯らした経験はありませんか?

長いこと管理していて、せっかく大事に育てた盆栽が枯れたら悲しいですよね。

でも、これから5つの方法に注意して実践すれば間違いなく皆さんの盆栽を元気に長く

育てられます。

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元気がなく、枝先が萎れた桜です。しばらくして枯れました…

枯らさない5つの管理

  1. 水やり
  2. 気温
  3. 日照
  4. 根腐れ
  5. 時期外れの植え替え
1.水やり

まず、一番枯れる要因の水やりを最初に持ってきました。

みなさん、水やりと聞くと鉢に向かって上からじょうろで只あげれば良いと思っていませんか?実は、成長期に沢山葉を広げる盆栽はじょうろから降ってくる水を葉が弾いて樹の根本まで届かないということもあるんです。水をやって安心と思っていたら根元の土の中まで水が入り込んでないということもあるんです。

ですから、水やりするときは頭からあげるのと樹の下の根元にも向かって水が届くように上げてください。

2.気温

続いて、挙げたのが気温です。桜盆栽は日本に野生種があるくらい元々寒さに強い樹です。しかし、鉢植えや盆栽というような限られた場所に植えられてる樹は地植えより小さいためやや寒さ暑さに弱い面もあります。そのため、冬は寒いからと急に温かい室内に長く置いてしまうと急な気温差で枯れることがあります。なるべく、暖房などで乾燥しない所に置きましょう。

逆に夏場は暑いからといって、風通しの悪い室内に長期間置くのもいけません(エアコンのある室内はダメ)。盆栽は風、太陽の光と自然の環境に当てないとすぐ弱ってしまいます。風通しの良さも盆栽の成長・病害虫防除に欠かせないのです。

 

3.日照

次は、日照不足。盆栽も植物なので光合成してます。水や肥料だけ与えればよいとうわけではありません。

特に、赤松黒松が代表の松柏類はとにかく太陽の光が大好きで日照の少ないところに置くと徐々に弱って(葉が黄色や薄くなります)枯れてしまいます。

桜や梅など、花が咲く盆栽は成長期に太陽に当ててあげないと花が咲かなくなることもあります。当然極端に日照が少ないと枯れる恐れもあります。

せめて、半日、夏なら数時間当れば枯れる心配もないはずです。

4.根腐れ

根腐れです。読んで字のごとく土の中の根っこが腐って枯れてしまうことです。

土の中が、水分で過湿状態になってしまって発生することですね。

地面の下なんて見えないから分からない、普通に水やりしててどうしてそうなるの?と思うかと思います。

一つは、小さな鉢の下に乾燥してしまうからと受け皿を置いて常に鉢底が水に浸かっていると土の中が過湿状態となり根っこが腐り弱ってくるんです。

二つ目は、長い間鉢の中に盆栽を植えていると鉢土は雨風に晒されて土がボロボロに崩れて泥のようになります。土の中も実は、空気が通っているんです。盆栽の根は土の間に潜んでいる空気を取り込んで息をしているんです。それが長い間鉢の中で古く泥になってしまうと空気の通りが悪くなり人でいう呼吸不足になってしまうんです。だから、根が腐らないように土を定期的に植え替えるんですね。

5.時期外れの植え替え

最後に、植え替えです。盆栽は定期的に植え替えすると上で少し説明しましたが、適切な時期に植え替えするのです。

盆栽にとって、植え替えは土を落として根を切る(古い根)大手術みたいなものです。

特に、夏の植え替えは注意が必要です。夏の暑さで盆栽も人と同じく弱っています、そこに植え替えなどの大手術をしてしまったら間違いなく弱って枯れてしまいます。

次に、冬の厳寒期です。基本、盆栽は冬にかけて、芽吹く春前が休眠期です。盆栽も寝ているのでその間に土を落として古い根を切る植え替えの痛みを与えない時期です。しかし、1月~2月の厳冬期は寒さで根っこが凍ったりして弱ることもあります。この時期の植え替えは控えましょう。

 

枯らさない管理まとめ

以上が、桜盆栽を絶対枯らさない5つの方法です。水やりに日照、植え替え時期など

細かな注意点がありますが普段から毎日観察してあげるとある日、盆栽の様子が変わっていると気が付くと思います。なるべく、早めにその変化に気づいて上の5つの注意点に基づいて管理すれば必ず盆栽を枯らさず楽しむことができると思います。

 

最後に、植物も皆さんと同じに生きていて一つ一つ違います。なので、育てる時は責任をもって大事に可愛がってあげてください。