枝を切ったら、根っこを切って!ミニ盆栽の根と枝の関係
らしといいます、こんばんわ
三年間植え替えをサボってた山桜です。
鉢内のグルグルに根っこが回って茶色い古い根や太いミミズのような白い根が見えます
枝と根の関係
盆栽は、根の大きさに合わせて枝葉を伸ばします。枝が伸びればその分根が伸びて、根が伸びればその分枝が伸びる、どっちが先なのか盆栽に聞かないとわかりませんね。
小さな、鉢に植えれば鉢の大きさに合わせて根を伸ばし枝も伸び、大きな鉢に入れればその分根を伸ばし枝がグーンと伸びます。
なぜ、植え替え時に根を切るのか
根が伸びれば枝が伸びて、盆栽達もスクスク育つ。ならそのまま元気に育ってもらえばいいのに植え替えするときに、せっかく伸びた根っこをなぜ切ってしまうのか?
細い元気な根が伸びる
盆栽は、太く伸びた太根と細く白い細根と混じりあってます。太根は、盆栽自身の身体をしっかり大地に張り巡らせ固定させることで雨風に負けず倒れないように支えるのが役目です。
変わって細根は、土中に存在する水分・栄養分・酸素を吸収して盆栽の成長の手助けをしています。
そこで、盆栽は限られた鉢に盆栽が抜けないよう固定されているため太根が必要なく取り除いてあげると健康的な細根が増えていくのです。
鉢の中の保水力を保つ
太根・細根・また枯れた茶色い根っこが混ざった状態にすると、今度は鉢の中が一杯になり保水力が失われます。
盆栽を支える太根や枯れた茶色い根っこばかりで、水分を吸い取る力も失うし鉢一杯に根っこが充満して乾きやすくなるから切ってしまいます。
根の切りすぎに注意!
木の枝と根っこのボリュームは同じに揃え根っこを短く切ったらその分枝を切ること。
根を切った分、盆栽は水分を吸い上げる力が無くなりますからそれに合わせて枝を切るのです。
冬の盆栽が寝ている間から春の芽吹きまえに、鉢から引っこ抜いた盆栽の下半分から1/3ほど土を崩して根を切りましょう。
まだ慣れずに心配な場合、土はなるべく落とさず少し切って植え替えたほうが安心だと思います。
春の芽吹き直前に植え替えなら、そのまま盆栽が枯れたか生きてるかすぐ分かると思うので、大事な盆栽労わってあげてください。