盆ログ~ ネットで学ぶ桜盆栽

ネットや書籍より学び、桜を中心に盆栽と成長するブログです。

富士桜は、ミニ盆栽に!旭山桜は、鉢植えで!

らしといいます、こんばんわ。

富士桜と旭山桜を知ってますか?富士桜(フジザクラ)は、富士山近辺山麓、箱根周辺に自生する桜の野生種です。旭山桜は、出生は不明ですが八重咲の八重桜の園芸品種といわれてます。

数ある桜の仲間で、この2種を取り上げた理由を少し紹介します。

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左が、2019.4.21の旭山桜。右が富士桜の園芸品種、四季桜

 旭山桜は、八重咲の八重桜。里に咲く里桜の一種と言われてます。大きくならず、小型で鉢植えで花の付も良いので毎年花を楽しめます。

続いて、富士桜は野生種の小型の桜。こちらは旭山桜より更に小型の桜で特に野生種は山桜など花が何年も大きく樹齢を重ねないと咲かない所比較的若い樹で咲きます。

この2種の桜、何が違うのか花が咲くならどっちも同じかと思いますが少し特性が違います。

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左の旭山桜と右の富士桜です。

この、2種の桜は何が違うかというと枝の太さです。春に延びた枝の太さが旭山桜は、5~6mm、富士桜1.5~2mmと3倍近く太さが違います。

この、枝の太さが盆栽として向き不向きになります。特に10cm以下と小さく育てるミニ盆栽とすると、旭山桜のこの枝の太さがとても難しくなります。

とにかく、盆栽は鉢植えと違い限られた土の中に枝を小さく纏めて大きさを制限するように育てます(ミニ盆栽に限って)。この、枝の太さ実際5cmにも満たない小さな鉢の中に植えられる富士桜と旭山桜を比べると枝の太さに違和感が出てしまいます。

盆栽は、枝の数を増やして花を楽しみます。富士桜は、旭山桜の2倍も枝が細く何本も伸び増えます。小さな鉢の小さなミニ盆栽として育てると、この枝の増える数が見た目の見栄えで大きな差が付きます。

旭山桜と富士桜の違いは、枝の太さと枝の数の出やすさです。ただ、これは私の主観であり必ずしも正しくありません。中には、旭山桜を立派なミニ盆栽にしてる方もおられると思います。

 

終わりに

初めての方は、まず育てやすい旭山桜を購入して鉢植えとして育て見てください。そこで、桜盆栽に興味が出てきたら富士桜など沢山の品種にチャレンジしてください。

今回、2つの桜を取り上げたのはどちらが悪いとか良いとかではなく桜は花だけでなくこれだけ色んな性質を持った素晴らしい盆栽です。それを、是非皆さんに知って欲しいので紹介しました。2種とも良い桜ですのでみなさんも是非興味を持ったら育ててみてください。

植物も皆さんと同じに生きていて一つ一つ違います。なので、育てる時は責任をもって大事に可愛がってあげてください。