盆栽肥料は、たまに虫が付くのでこうしてみてください。
らしといいます、こんばんわ。
盆栽に限らず植物の育成に欠かせない肥料、油粕など天然素材のものは盆栽に良い感じだけど、虫達も喜んで食べに来ます。
なので、こんな感じで予防するといいと思います。
ホームセンターで入手した水出しお茶パックです。
なぜ、盆栽に肥料を与えるのか?
大地に、根付く植物達はその際限のない土壌に沢山の根を広げて沢山の栄養素を吸収します。
しかし、盆栽は人が鉢という土の限られた空間に植えられます、よって盆栽達は根を制限され限られた土の栄養素だけでは決して育たないわけではないけれど育ちが遅くなります。
また、過酷な、環境・あるいは病害虫にさらされてはひとたまりもありません。そのため、盆栽の生育、健康を保つため適切に肥料を与えて健やかに育てるのが肥料の役割なんです。
肥料の栄養素
肥料の三大栄養素
チッ素(元素記号:N)
「葉肥え(はごえ)」と呼ばれてます。チッ素は、葉・茎・幹の体づくりに欠かせません。足りなくなると、成長が鈍くなり全体的に黄色くなり弱ります。
逆に多すぎると、枝が不必要に伸びたり軟弱になり病害虫に弱くなります。
リン酸(元素記号:P)
「花肥え(はなごえ」、「実肥え(みごえ)」と呼ばれてます。リン酸は、花、実の成長を手助けします。
足りなくなると、開花不足、結実不良を起こします。また、生育にも影響します。
多すぎると、障害が起こるとはいわれてませんが、適切に施しましょう。
カリ(元素記号:N)
「根肥え(ねごえ)」と呼ばれてます。カリは、根、茎の成長を手助け病害虫への抵抗力を向上させます。
足りなくなると、病害虫に弱くなり寒さ暑さの環境にも弱くなります。
多すぎることで直接的な被害はありませんが、程々に施しましょう。
有機肥料と無機肥料(化成肥料)
天然由来の有機肥料は、アブラナの絞った油粕、動物の骨粉、鶏糞など天然素材が使われています。気温の変化で、効き目が変わり夏は効きも強くなるので肥料を施しません。
有機肥料は、時間と共に崩れていき鉢の表面を汚すデメリットがあります。
無機肥料(化成肥料)は、鉱物などの無機質を原料とした化学肥料です。こちらも、長くゆっくり効くような仕組みを持ってます。やはり、夏などは控えましょう。
虫が寄らない利点がありますが、長く使用すると鉢土の表面が固くなるデメリットがあります。
肥料の施し方
肥料は、盆栽の育成に補助的に使うもので控えめに与えてください。早く大きくしたいとか、弱ってるからと与えてしまうと逆効果で余計に弱らせてしまいます。普段から、盆栽の姿を観察しながら与えましょう。
芽がでる、3月から規定量より少しずつ与え梅雨時の6月は長雨で弱るため外します。
夏は、暑さで盆栽も疲れているため9月の気温が下がってから11月まで施し、また種類によっては早めに取り除くこともあります。
有機肥料は、天然素材で虫たちの好物のようなものです。なので、ホームセンターに売ってる100円の水出しお茶パックを購入しました。
この中に、肥料を入れて針金でグルグル巻きにするかホチキスでパックの口を止めると良いと思います。
最後に
肥料は、盆栽の育成に欠かせませんがくれぐれも控えめに与えてください。また、有機肥料はどうしても虫が寄り付きやすいので虫嫌いの人は化成肥料がいいかと、また値段も安いのも高いのも揃ってます。
普段から、盆栽を観察して上手く肥料を使いこなせば大事な盆栽も喜んでくれ、またそれに盆栽も答えてくれると思います。