桜盆栽は、枝を切ったら傷薬を塗りましょう
らしといいます、こんばんわ。
桜は、枝を切られるのをイヤがります。しかし、盆栽として作るためにはどうしても不要な枝の切除や、あるいは同じ樹を増やすために枝を切って挿す挿し木にするため必要な作業です。
そこでトップジンMペーストといった癒合促進剤(ゆごうそくしんざい)といった傷薬を塗るのです。
桜は、なぜ切られるのをイヤがるのか
1.桜は枝を切られると治りが遅く、切った後放置しておくと傷口まわりに雨などが当たり更に空気中に潜む雑菌(腐朽菌)の繁殖の原因になります。そのまま、木質部が腐りやすく枯れてしまうため傷に塗り込み侵入を防ぎます。
2.切り口からの水分蒸発を防ぎます。これは切った枝が細ければ気にならないですが、大きな太さの枝を切ってしまうと切り口から水分が蒸発してその周りから枝が枯れてしまいます。 10cm以下のミニ盆栽なら、ボールペンくらいの太さなら必ず塗っておきましょう。
3.トップジンMペーストは、他の癒合促進剤と違って殺菌剤も含まれてます。上記で説明したように、桜は雑菌に弱いのでこの癒合剤を塗り込み殺菌もかねておきます。
・箱から出すとハミガキのチューブのような感じで、中身はオレンジ色ハミガキ粉より少しゆるくて匂いはボンドの匂いそのものです。手についてしまうと、水洗いしても少し落ちにくいので気を付けてください。
最後に
癒合剤には、殺菌剤なしのものや代用として木工ボンドなど代わりになります。
ちなみに、この画像のはホームセンターの農業資材売り場のもので園芸売り場なら青と白模様のパッケージで売り出されています。中身の成分は同じで、やや農業資材のものが量が多くお得でした。
桜盆栽を作るのに、枝の切除は必ず必要になります。そのとき、トップジンMペーストは大きな助けになると思いますので揃えておきましょう。